大きな時間の流れがあって
さまざまな糸が折り重なって、
歴史というものを織り上げてる。
自分の人生とは
その大きな流れの中の
一本の糸みたいなもの。
長い歴史、広い世界。視野を広げてみたとき、
自分だけの目の前の小さな小さな世界で、
喜んだり悲しんだり怒ったり楽しんだり。
不安にのみこまれたり
この世の終わりのように、もうダメだと思って嘆いたり
そんなにあくせくしなくていいんだなあ。
と思える。
大きな視野で見渡して
自分の居場所を感じ取ってみる。
今自分の人生で起こる出来事を、
喜びは喜びとして受け止めて、
悲しみは悲しみとして受け止めて、
ひとつひとつ、丁寧に受け取って
自分の生を享受すれば良い。
未来でも過去でもない《今》を全うできることの幸せを
実感せず、知らずに生きることが
いちばんもったいない。